ほめパラ!

見たもの聞いたもの。好きな人たちのことを褒めたい人です。

お笑いファンになる前のこと

私が、お笑いを熱心に見るようになったのは、2020年に入ってしばらくしてからで、お笑いファンとしては、本当に新参者です。

他のお笑いファンの方の話を聞くと、子どもの頃からお笑いが大好きという方がほとんどのように思うのですが、私は、40代半ばまで、お笑いを見ることに、そこまでエネルギーを注いできませんでした。だから、同年代のお笑いファンの方のお話の半分くらいは、おそらく、20代の若者たちが昔話を聞くのに似たような気持ちで、耳を傾けているところがあります。

でも、振り返ってみると、お笑いとの接点は、全く無いということは無かったのかな、とも思います。

子どもの頃は、親が厳しく、エンタメ摂取全般を制限されていましたので、思う存分、何かを楽しんだという記憶がありません。塾に行く前に、本屋で漫画や雑誌やムック本の立ち読みをしてサブカルの知識をもりもりと吸収し、ラジオ講座を聴くためと言って買ってもらったラジカセで深夜ラジオを聴くことが、十代の頃の楽しみでした。とんねるずウッチャンナンチャンオールナイトニッポンを聴いていたので、そこが最初に、定期的にお笑いに触れることになった接点だったかもしれません。内容は全然覚えていないのですけどね。それから、なぜか母親がハマっていた、竹中直人さんの「恋のバカンス」という深夜テレビだけは、毎週、一緒に見ても何も言われなかったので、それは本当に楽しんで見ていた記憶があります。

大人になってから、定期的に視聴していたコンテンツといえば、育休中だった2006年頃には、吉本ファンダンゴTVというCSチャンネルがあり、確か、オリラジとほっしゃん。が司会の番組が、毎日夕方に放送されていて、それを見るのが日課でした。

その流れで、当時、M-1も見ていたようです。
「ようです」と書いたのは、後から、動画配信で見て思い出したからです。そんなに入れ込んで見ていなかったので、自分が見ていたことすら忘れていたのですが、チュートリアル笑い飯のネタはよく覚えていました。

大人になってから継続して見ていたテレビのお笑い番組は、めちゃイケくらいかなと思います。もともと、モーニング娘。が出る企画は見ていましたし、好きな番組ではありましたが、テレビ好きの夫が欠かさず見ていたので、私も一緒に見るようになったのです。オアシズのお二人が大好きでした。思い返せば、女芸人さんに特に好感を持つようになったのは、オアシズが入口だったかもしれません。

お笑いライブを最初に見に行った芸人さんは、たぶんオードリーだったと思います。好きだった℃-ute中島早貴さんが出演している『SICKS』というテレビドラマを見ていたのですが、この番組で、「オードリーの若林さんの顔が好き」というのが入口となって、オールナイトニッポンを聴き始めました。2人のフリートークに夢中になり、若林さんの著書を読んで泣くほど共感したりもしていて、まぁまぁハマっていたと思います。そんな流れで、あの武道館ライブにも、ラジオリスナー先行枠で申し込み、アリーナ席で参戦したのですが、この頃は、お笑いというよりは、アイドルとしてオードリーが好きだった気がしています。私は、子供の頃からずっと、女性芸能人の見た目や人柄にすぐにキャッキャしてしまうのですが、男性芸能人には、ほとんど興味をもたない方です。でも若林さんだけは別でした。今でも見ると顔が好きだなと思います。今は、色んなお笑いを見るようになって、オードリーの漫才が改めて大好きになりました。

それから、同じ頃だったと思うのですが、祇園花月に和牛とミキと相席スタートを見に行った記憶があります。この頃、息子がYouTubeでお笑いを見ることにハマっていて、陣内智則さんを崇拝していたので、お笑い番組や賞レースを、よく一緒に見ていました。そんな中で、私は特に相席スタートのケイちゃんが好きになり、テレビ番組への出演も、マメにチェックして、見るようにしていました。

そういえば、ゴッドタンのネタギリッシュに相席スタートが出たとき、ザ・ギースは童貞のネタをやっていたのですよね。面白かったので、コントの内容はよく覚えていたのですが、「ザ・ギース」という芸人さんの存在は頭に残っていませんでした。そうそう、オードリーの武道館公演があった時のツアーにも、青森公演だったでしょうか、ザ・ギースがゲストだったのですよね。これも後から思い出しました。この数年後には、オンラインで単独ライブ(スペース・ラグジュアリー・コント)を全通するくらいハマることになるのに。

『笑けずり・2』という番組も、息子と一緒に見ていた番組です。友達が「あなたはこの番組好きだと思うよ」と言ってすすめてくれたのがきっかけですが、親子でハマりました。先輩芸人さんたちが、ネタづくりについて語るのを聞くのがとても面白かったのです。芸人がネタについて語るのは野暮という意見もあるようですが、私は、今も、お笑いやネタについて語ってくれる芸人さんが大好きです。息子はオダウエダ、私は男性ブランコが特に好きでした。

そんなこんなで、お笑いとは、つかずはなれずで生きてきた私ですが、2019年11月22日、Twitterのタイムラインに偶然流れてきたURLをクリックして見たYouTube動画によって、生活が一変し、より濃厚なお笑いの世界へと導かれることになりました。

ハロプロと違ってストレートに自己投影ができるアイドル」として出会った阿佐ヶ谷姉妹からスタートして、数珠繋ぎのように、様々なお笑い芸人さんを知るようになり、お笑い全般をゆるゆると楽しむようになった現在までの道のりを、これから、書き残しておこうと思っています。

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