ほめパラ!

見たもの聞いたもの。好きな人たちのことを褒めたい人です。

2023年1月2日に見たテレビ「阿佐ヶ谷アパートメント新春SP」

※以前、別の場所で書いた記事を書き直して転載したものになります。

 

NHK総合「阿佐ヶ谷アパートメント新春SP」を見ました

2022年4月から始まった全12回のレギュラー放送を経ての特番2回目ということで、アパートメント住人のチーム感がますます強く感じられた特番だったなと思いました。

阿佐ヶ谷姉妹の作り出す優しい雰囲気が、住人同士の信頼関係を築き上げたのでしょう。誰もが自分の思ったことを、安心して生き生きと話されていて、また、それを聞き合って笑いあっている様子は、毎回、とても素敵だなと思います。

年齢も性別もバラバラで様々な個性を持つ人たちが、それぞれの持ち味を存分に発揮したトークには、自然とにじみ出てくる面白さがあって、ほのぼのとした笑いにあふれています。回を重ねるごとに、温かさと面白さが増しているように感じます。

アパートの住人が、飯尾さん以外は固定していないのも、常に新鮮さが保たれる良いシステムだと思います。新たに部屋にやってくる方が「ゲスト」ではなくて「新しい住人」という位置づけなのも面白いところです。大家部屋と飯尾部屋を除くと、お部屋は4つしかないので、一回の放送で出演する住人は8人から9人なのですが、一度、このアパートメントに住んだ方は、その後も、ゆるやかに「住人」として、つながっている感じがします。今回の特番にも、VTRで「住人」の一組である室山まゆみさん姉妹が登場されましたが、まるで、遠くに住む親戚から届いたビデオレターのようにも感じられました。

「阿佐ヶ谷パラダイス」VTRも、2本とも見ごたえがありました。特に2本目の山修行で、ブルボンヌさんが、かつらも、つけまつげも取り去って滝修行に臨む姿には、強く胸を打たれました。滝修行の中で、ブルボンヌさんは、「みんな自分のこと好きになってね!」と叫んでいましたが、あんなに追い込まれて、自分の素顔まで晒したのに、出てきた言葉が、自分のことでなく、他人を励ます言葉だったということが、心に刺さり、共感を覚えました。

後で、ブルボンヌさんのTwitterを見ると「あれは自分に対して言った言葉」とのことでした。「自分を好きになろう」なんて、みんな、簡単に言うけれど、傷つきすぎた人にとって、それは、とても難しいことが多いように思います。でも、誰かを励ますこと、誰かを褒めることで、自分自身も、ちょっとずつ救われる部分があるのかもしれません。

私自身も、これまで、好きな人の好きなところを、自分なりに言葉にして発信し続けることで、たくさん、自分自身が救われてきたように思います。