ほめパラ!

見たもの聞いたもの。好きな人たちのことを褒めたい人です。

阿佐ヶ谷お笑い数珠つなぎ-2「こがけんさん」

2019年11月末に、阿佐ヶ谷姉妹のファンとなった私は、阿佐ヶ谷姉妹の情報を追いかける中で、自然と、様々なお笑い芸人さんを知り、様々なお笑いライブを見ることになりました。そして、次第に、お笑い自体に興味を持つようになりました。阿佐ヶ谷姉妹に導かれた道「だけ」を歩んだ、アラフィフ新規お笑いファンが、一体、どんなところに辿りつくのか、そんな道のりを記録してみようかと思います。

前回の記事はこちら。

asagayashimai-fan.hatenablog.com

こがけんさん

こがけんさんは、阿佐ヶ谷姉妹と特に仲良しの芸人さんと知って、その活動を気にして見るようになった方です。

阿佐ヶ谷姉妹のファンになる前、こがけんさんが、R-1の決勝に進出された際にも、「面白い」という感想をツイートしていたので、もともと、自分好みのタイプの芸人さんだったとは思うのですが、Twitterに、阿佐ヶ谷姉妹と一緒にハモっている動画をたくさん上げてくださっているのを見て、改めて注目するようになりました。

特に、嬉しかったのがこの動画です。みほさんの歌声がたっぷり聴けます。ネタで聞かせてくれる声楽的な高音の美しさも魅力なのですが、このポップス歌唱が、実にツヤツヤとしていて、ちょっと色気も感じられて、本当に素敵なのです。

ちなみに、江里子さんとのハモりは、特にこの動画が好きです。歌はもちろんのこと、最近のテレビで見る印象とはちょっとだけ違った、サバサバとした雰囲気の江里子さんも素敵だなと思います。

こがけんさんの歌ネタにも、すっかりハマりました。即興ソング、いつまでも聴いていられます。この動画の「波平~」がツボなんですよね。
それから、コロナの自粛期間中に自宅で撮影されていたハリウッド映画あるあるも好きでした。

こがけんさんに導かれた初のお笑いライブ体験

こがけんさんは、私が、お笑いライブを見に行くきっかけを作ってくれた方という点でも、特別な存在です。

2020年の1月末から1か月間、私は、研修のため、東京に滞在していました。その2回目の週末、時間があったので、一度、Twitterのタイムラインで見かけるお笑いライブに行ってみようと思い立ち、自分の知っている芸人さんの名前を探してみたのですが、その時、目にとまったのが、2020年2月8日に「ハイジアV-1」という劇場に出演された、こがけんさんでした。

60くらいのキャパの劇場に行くのも初めてだし、何組もの芸人さんが出演するライブをみるのも初めてでした。当時の私は「阿佐ヶ谷姉妹のお友達のこがけんさんを見に行く」というスタンスであり、名前も知らない芸人さんばかりのお笑いライブに、自分みたいなお笑い素人がついていけるのだろうかと、ちょっとだけ不安だったのです。でも、トップバッターの「ZAZYを見慣れる時間」から、ずっと笑いっぱなしで、本当に楽しい時間を過ごしました。

ジグザクジギーヤーレンズ、ひつじねいり、寺田寛明さん、サンシャイン、ファイヤーサンダー、さんだるなどなど、今でも好きな芸人さんたちを、この日、初めて生で見て、魅了されました。*1

こがけんさんは、ショッピングモールで弾き語りの営業をする人の一人コントをされました。ネタに引き込まれるうちに、まるで、自分が、イオンモールで弾き語りをしているこがけんさんを見ている観客の一人になったような気持ちにさせられました。これは、この劇場の小さな空間だからこそ感じられる楽しさなんだと、はっきりと分かりました。

この、初めて行ったハイジアV-1で見た芸人さんたちが、卵の殻を破って生まれたばかりのひな鳥が最初に見たお笑いライブであり、それが、自分の中に初期値として刷り込まれたような気がしています。

コロナの感染拡大で劇場が閉鎖されることになる直前に、こがけんさんに導かれて、この小さな劇場に足を踏み入れることがなければ、私のお笑いファンとしての歩みは、ずいぶんと違ったものになったかもしれないと思います。

オンラインで様々なライブを見られることが増えた今でも、やっぱり、できれば劇場に足を運びたい、と思えるのは、この、初めての体験がとても素敵だったからだと思うのです。

*1:解散してしまった、はなしょーや根菜キャバレーも。ちなみに、この日、私が肋骨が痛くなるくらい笑ったのは、バベルというコンビの漫才で、確か指先からビームが出るとかいうようなネタだったと記憶しているのですが、詳細は忘れてしまいました。YouTubeなどで探したのですが見つからなかったです。