9月のテーマは「お笑い芸人推し」
ということで、アンケートに参加してきました!というメモです。
「推し」にハマったきっかけ、一番の魅力を教えてください。
2019年秋に、番組の企画で制作されYouTubeで期間限定配信された「阿佐ヶ谷姉妹のモーニングルーティーン」動画を見たのがきっかけです。それまでも、細かすぎて伝わらないモノマネをはじめ、テレビで見かけていましたし、「なんとなく好き」な存在ではありましたが、彼女たちの人柄に惚れ込み、「我がコト」として応援するようになったのは、このモーニングルーティーン動画を見てからです。
彼女たちの一番の魅力は、やっぱり、よく言われることですが「優しさ」なのかなと思います。
「優しさ」の定義は色々とあると思いますが、私は「自分と異なるものをゆるすことのできる強さ」だと感じています。バラエティ等で、自分に投げかけられる言葉を「あら~」「そうなの?」「そうなのね~」と、ふんわりと受けとめて、クスッと笑えるような言葉を返していくのが実に見事です。「のほほん」と見せつつ鋭いなぁといつも思います。
決して自ら表に出すことはありませんが、芸に対するストイックさが周囲から漏れ聞こえてきますし、ネタには鋭い観察眼や自分たちの立ち位置を俯瞰で捉えるクールさが感じられるところもあります。他人の言うことに簡単には流されない賢さや芯の強さが伺えます。
相手をゆるす優しさと自分を見失わない芯の強さは、得意な歌ネタでの見事なハモリにも通じると思います。まずは自分がしっかり歌うこと。そして相手の音をよく聴いて自分の声をきれいに響かせること。阿佐ヶ谷姉妹の二人は、常に聴(ゆる)しあいながら呼吸をあわせ、考え抜かれたオモシロ歌詞の替え歌を見事なハモリで歌い、みんなを笑顔にしてくれるのです。尊いです!
「推し」に捧げる時間、何をしていますか?
朝起きてから夜眠るまで自分の意識の一部に常に推しがいます。
朝起きたらまず出演番組等の情報収集をするのが日課です。出演する番組は可能な限り、全て視聴します。
過去の活動についてもインターネットで見られる記事や動画はもちろん、掲載された雑誌や出演番組DVDを探して買い集めて見ています。
ライブがあればなるべく多くの公演を見に行くつもりですが、コロナ禍ですので、今は、情報収集に全力を注いています。
見たり聞いたりして、面白いなとか可愛いな、と思ったことは、自分なりに言葉にして発信するようにしています。
同年代の同性の推しだと色々と真似をしやすいので、それも楽しいです。髪型は一年かけてベリーショートを伸ばし、おかっぱにしました。持ち物もライトピンクのものを選ぶことが増えました。出演番組で料理や食レポすることが多いので、見よう見まねで同じようなものを作って食卓にのせることも多いです。彼女たちがお気に入りの商品はすぐに買って試します。日々の暮らしの中にも推しが居ます。
「お笑い芸人推し」あるある教えてください。
江里子さんのもらい泣き、当事者よりも盛大に泣きがち。
阿佐ヶ谷姉妹推し、岩下の新生姜買いがち、豆苗の再生栽培しがち
コロナ禍でどのような推し活をしていますか。
コロナ以前は、東京まで行かなければ見られなかったASH&D所属芸人3組のトークライブが有料配信されるようになり、地方でも楽しめるようになったのは、本当にありがたいです。
阿佐ヶ谷姉妹は単独ライブのDVDがないので、そこは後追いできません。とても残念です。でも、その代わり、テレビにいっぱい出ているので、ファンとして、暇になることはありませんが、もっとネタをやっている阿佐ヶ谷姉妹が見たいなぁとは思います。贅沢言い過ぎですかね。
「“推し”の存在で人生が変わった!」というエピソードがあればお答えください。
阿佐ヶ谷姉妹に出会って、「普通のおばさん」である自分を、肯定的に捉えられるようになりました。
彼女たちは、加齢に抗うこともなく、開き直ることもない、極めてニュートラルなスタンスから「おばさん」というものを描き出します。
有能なキャリアウーマンや美魔女のようなトップランナーでもなければ、意識高い系の「ナチュラル」とも違う、どこにでも居そうな「おばさん」。でも、そんな「普通のおばさん」こそが面白かったり、かわいらしかったりするのです。
阿佐ヶ谷姉妹が見せてくれる「おばさんの多様性」に触れ、私は、自分みたいなおばさんがいてもいいのだと思えるようになりました。別に、有能でなくてもいいし、世話好きのお母さんにならなくてもいい。自分は自分でしかないんだから。
そう思うようになってから、肩から力が抜けたのでしょうか、逆に、以前よりも、楽に、仕事や近所付き合い・親戚付き合いをこなせるようになっている気がしています。*1
阿佐ヶ谷姉妹に出会うまでの自分は、なんだかんだいって、40過ぎても「尖りおばさん」のままだったのかもしれません。出会えて良かった!
阿佐ヶ谷姉妹をお手本に、おもしろくてかわいいおばさんを目指して、これからも、身の丈で、色んなことを素直に面白がって、生きていきたいと思っています。