ほめパラ!

見たもの聞いたもの。好きな人たちのことを褒めたい人です。

清水ミチコリサイタル「カニカマの夕べ」

※別の場所で書いたものを書き直して転載しました。

 

清水ミチコさんリサイタル「カニカマの夕べ」を見ました。会場はフェスティバルホール

清水ミチコさんのおしゃべりは、まるで、天空席の私にも、直接話しかけてくれているように感じられ、ステージがとても近いように錯覚されました。約2500席という大きな劇場なのに、とてもアットホームな空気で満ちていました。初めて見にきたのに、なんだか知り合いの人のライブを、身内の人たちと一緒に見ているのに近い感覚がありました。ネタは、作曲法が、無茶苦茶面白かったです。アンコールのモノマネメドレーも圧巻でした。

阿佐ヶ谷姉妹は幕間のVTRに登場。カラオケで流れている映像みたいなテイストがジワ面白かったです。阿佐ヶ谷姉妹自身が自らの面白さを打ち出すというよりは、「阿佐ヶ谷姉妹」という素材を清水ミチコさんが料理された、という感じ。豆苗も最初から登場しましたし、内職が似合いすぎる江里子さん、そもそも「国際ロマンス詐欺×阿佐ヶ谷姉妹」の組み合わせのおかしさ、そして、トレンチコートに着られているみほさんなど、見所満載で、何度もフフッと笑いました。

登場人物が「きつねダンス」を踊るシーンもありました。人前で歌ったり踊ったりしている時の江里子さんは、いつも華があるなと思います。バラエティで出てきた子供時代の写真の中に、お家かどこかでマイクを持っている江里子さんの横顔が映っていました。家族か親戚を前にして歌っているのでしょうか、とても可愛らしい写真です。今も、歌って踊る江里子さんには、あの少女の面影があるように思います。

刑事役のみほさんと、国際ロマンス詐欺の被害にあう江里子さんの配役が逆だったらどうだったかな、と想像してみましたが、やっぱり、お嬢さんコートが似合うタイプのみほさんが、カッコいいトレンチコートを着た刑事役をやる方が、なんとも言えないおかしみと可愛らしさがあるような気がしました。江里子さんだと刑事姿がカッコよくキマリ過ぎるかもしれません。